こんにちは
獣医師の大塚です。
梅雨に入り、青空を心待ちにする季節がやってきました。
皆様いかがおすごしでしょうか。
6月にご来院頂いている皆様にはすでにお伝えの通りではありますが、7月25日を持ちましてかつまペットクリニックを退職することとなりました。
振り返ると短い間ではありましたがたくさんのわんちゃんねこちゃんとそのご家族に出会え、スタッフにも患者様にも日々育てて頂いた3年間でした。
元々動物が好きでこの仕事を目指しましたが、当院で勤務しているなかで温かい患者様に恵まれ、動物に愛情を注ぐ皆様と接することで獣医師としての仕事がとても好きになりました。
皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
ご担当させていただき、いろいろなことをお話した患者様と離れるのは寂しいですが、8月からは都内の動物病院にうつりまして、これまでの経験を糧に頑張る所存です。
まだまだ未熟ではありますが初心を忘れず、ご家族のお気持ちに寄り添えるような獣医師を目指していこうと思います。
ご担当させて頂いている患者様にはご心配ご迷惑をおかけ致しますが、次に担当させて頂く獣医師にしっかりと引き継ぎを行いますので、ご希望・ご要望等ございましたらお気軽にお声掛けください。
最後になりましたが、皆様とわんちゃんねこちゃんたちの健康と、幸せな時間をお祈りして、ご挨拶とさせていただきます。
本当に、ありがとうございました。
それでは手術室より手術のご報告です
~5月の手術~
白内障 1件
眼科外科 5件
前十字靭帯断裂 4件
整形外科 2件
軟部外科 14件 うち3件乳腺腫瘍摘出
歯科処置 11件
内視鏡外科 3件 うち避妊手術2件
不妊手術 犬6件
去勢手術 犬9件 猫3件
以上58件でした。
先月から今月にかけては乳腺腫瘍の症例が比較的多かった印象です。
乳腺腫瘍は悪性のものと良性のものとあり、どちらかは検査をしなければわかりません。
一番正確な検査は、腫瘍を摘出し病理検査をすることです。
そして、一番の治療は外科的に摘出することです。
しかし、悪性のものの一部は発見時にすでに転移してしまっていたり、手術のリスクが高くなってしまっているもの。
あるいは手術が不適応なものもありますので、術前の全身の検査は必須です。
また、犬の乳腺腫瘍は卵巣から分泌されるホルモンの影響で発生することがわかっていて、若い頃に不妊手術(卵巣摘出)を行うことで発生する確率を下げることができる腫瘍です。
女の子のわんちゃんを飼っていて、まだ不妊手術をしていない場合には是非ご相談ください。