こんにちは
獣医師の大塚です。
先日、風邪をひいてしまい急なお休みを頂いてしましました。体調管理が出来ておらず、恥ずかしながら「医者の不養生」状態です。皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
冬に向かってどんどん寒くなりますので、皆さまも体には気をつけて下さい。
私も気をつけます。
ところで、おうちのペットちゃん達は風邪をひいてませんか?
そうなんです。犬も猫も風邪をひきます。
原因はヒトと同じように細菌やウイルスの感染によるものですが、基本的に犬や猫からヒトにうつることはありませんし、逆も同じです。
ヒトの風邪のように数日で完治するようなものもありますが、若い動物に感染しやすい一部の風邪は悪化し、最悪は命を落とすこともある危険なものもあります。またこれらの原因となっているウイルスは症状が良くなっても体の中に潜み、免疫が低下した時にまた悪さを繰り返すことが多いです。
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若い動物の風邪で最もよく見られる症状は、犬では咳、猫では目ヤニ・鼻水・くしゃみです。
若い犬の咳は「ケンネルコフ」、猫の風邪症状はその名も「猫風邪」と呼ばれますが、どちらも症状が長引くことが多く、お薬などで治療をしていってもなかなか治らないことも少なくありません。が、だからといって治療をしなかったり、おうちでの判断だけでやめてしまったりするとどんどんひどくなることがあるので、「風邪をひいたかな」と思っても2~3日で改善が見られない、あるいは症状がひどい場合はなるべく早めに動物病院に相談してください。