スタッフブログ

ふなばし動物医療センター かつまペットクリニックのスタッフブログ

犬猫の違いと処方食フードのご紹介~腎臓疾患

こんにちは、獣医師の藤井です。

 

 

ゴールデンウィーク始まりましたね!お出かけされる方も多いようですが、来院される方も多いようで、待合い室は時間帯によってはかなり混雑(;゜0゜)、ご不便おかけしております。

 

 

さて、そんな待合室でのできごとからですが

「犬と猫と何が違うのですか?」

とご質問いただきました。

 

 

「猫は小さな犬ではない」

「犬は飼い主を神と思い、猫は自分を神と思う」

ここ最近よく言われている、犬と猫の習性や身体的特徴をさす言葉です。

同じ食肉獣とはいえ、犬と猫は全く違う動物です。

私が興味をもつ動物栄養学的にも、大きな違いがあります。

 

 

f:id:katsuma-pc:20191210172424j:plain環境省HPより

 

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細かい違いはあるものの、だいたいはこんなかんじに食性は分けられます。

 

 

人は雑食

牛は草食

犬はほぼ雑食だけど一応肉食にも対応

猫はほぼ肉食だけど一応雑食にも対応

 

また絶対必要な栄養素にも違いがあり、例えばヒトのビタミンC、猫のタウリンは食べたり飲んだりしなければ、最悪命に関わります。

 

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ですので、犬には犬のフード、猫には猫のフードを与えるのが、栄養バランスがくずれないか心配する必要のない合理的な方法というわけですね。

 

 

とはいえ

うちのこペットフードを食べません!

おやつなら食べます!

お肉なら食べます!

大丈夫ですか?

とわりとよくあるご相談です。

 

 

答えはそのこそれぞれ。

大丈夫なこもいますし、大丈夫ではないこもいます。

そのこに問題がある場合もありますし、その環境に問題がある場合もあります。

 

手っ取り早くネットで調べて都合のよい解釈をされたり、電話でいきなりきいてみる情報はそれなりのものでしかありません。

きびしいようですが、本当に動物に元気に長生きしてほしいと考えられるようであれば、やはり信頼できる獣医師に相談されることをおすすめします。

 

 

ごはんくらい好きに食べさせればいい!

それでころっと逝ってしまうならそれでいい!

という飼い主さんをテーマにしたマンガを学生の頃読んだことがあるくらいなので、昔からいろいろ意見があるところなんですね。

 

さて、最近犬にも猫にもわりと人気のごはんをご紹介します。

 

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腎臓の病気は、食事療法がかなり有効です。

ポイントは食欲がなくなるより前に、早めに始めること、です。

処方食フードはつねに改良されており、以前は食べてくれないのが悩みだった腎臓療法食も、だいぶおいしくなりました。

 

 

当院は毎週火曜日はフードの日。

おやつやフードが10~20%offでご購入可能です。

お気軽にお電話ください。