お久しぶりです、獣医師の茂住です。
まだまだ寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて皆様の中には、急に海外にペットちゃんを連れて行くことになり、海外の獣医さんにお世話にならないといけない!、そんな状況に陥ってしまうことがある人が多い(笑)のではないでしょうか?
というわけで、この度たくさんのご要望 (?!) がございまして、オーストラリアシドニー大学卒わたくし茂住による動物病院に関するカンタン、シンプル英語講座をブログにて始めることになりました!(^^)!
それでは、第一回目のテーマは「初めての動物病院」になります。
(今は亡き愛犬ベルちゃんと、若き頃のチップちゃん)
まずは必要な英単語ですね。
「動物病院」は英語で、
Veterinary HospitalまたはVeterinary Clinic
海外ではよくVetだけ、もしくはVet hospitalやVet clinicなどと略して言うことが多いです。
Veterinaryは発音が難しいと思うので、下唇をしっかり上の歯とくっつけて、Vet(ヴェット)で覚えちゃいましょう!
病院の看板も「VET」と大きく書いてあるところがほとんどです。
動物病院がヴェットと覚えたところで、続いて病院にたどり着かなければ始まりません。
見知らぬ土地では迷うことも多いと思います(笑)。
そんな時は街の通りすがりの人に向かってこのフレーズ。
「Excuse me, do you know where ○○ vet hospital is?」
(すみません、○○動物病院がどこかわかりますか?)
「Excuse me, do you know how to get to ○○ vet hospital?」
(すみません、○○動物病院への行き方わかりますか?
道を尋ねる言い回しは色々ありますが、よく使うのは上の二つかな、と思います。
どっちかでいいので覚えちゃいましょう!
さて、ぶじ動物病院につきました。
まず受付の人が必ず
「Hi, how can I help you today?」
「Hi, what can I do for you today?」
(今日はどうなさいましたか?)的なことを聞いてきますので要件を伝えましょう!
今回は、フィラリアやワクチンなどの予防で病院に行く場合をご紹介。
これも言い方は様々ですが、シンプルイズザベストということで、
「My dog/cat needs ○○ today.」(うちの犬・猫は○○が必要なんです。)、
これで覚えましょう。
上の○○には必要なものをあてはめましょう。
ワクチン= Vaccination(ヴァクシネーション)
ノミ、ダニ予防= Flea and tick prevention(フリーandティックプリヴェンション)
フィラリア予防= Heartworm prevention(ハートウァームプリヴェンション)
駆虫=deworming(ディウァーミング)
※ワクチンには色々種類があります。
どのペットちゃんも受けるべきCore vaccine(コアワクチン)なのかコアワクチンではカバーされていない病原体からも身を守ってくれるNon-core vaccine(ノンコアワクチン)なのか、ペットちゃんがどのワクチンが必要なのかは、お気軽にご相談ください。
ちなみにオーストラリアでは犬用のコアワクチンはC3 vaccine、C5 vaccine、猫ではF3 vaccineなどと呼んでいました。
日本でいうところの3種混合などですね。
数字がワクチンにより予防できる病原体の数になっています。
C3のCはCanine(ケーナイン:イヌ科の)から、F3のFはFeline(ネコ科の)というところからきています。
他の国で同じように言うかは定かではありません!
(シドニーの農場実習の時に居たカンガルーたち)
下痢や嘔吐などの症状など、予防系以外で通院する際の英語に関しては次回のブログにて!
リクエストはどうぞお気軽に。
ではみなさんお体に気をつけてお過ごしください。