スタッフブログ

ふなばし動物医療センター かつまペットクリニックのスタッフブログ

フードの酸化、賞味期限

こんにちは、獣医師の藤井です。

 

明後日は雪だか雨だかどっちかのようですね。

寒がりな自分ですが、冬はスノボのためにある!と思っているので、先日も北海道で-18℃のアウトドアをしてきました。

 

f:id:katsuma-pc:20191210171343j:plain

 

寒かった~

 

 

さて、スノボ準備のついでに防災用品のチェックをしたらなんと! 「5年もつビスケット」の賞味期限が半年前でした…
 
でも、暑くも寒くもない室内にあったし!未開封だし‼と、食べてみると
 
おいしくなーい( ; ゜Д゜)
酸化するってほんとにおいしいくないんです。
 
 驚くほど脂臭く、まったく食べられないものになっていました(サヨウナラ)。
 
 
 
犬や猫のドライフード、総合食はそれと水だけで動物が健康に生きていけるよう考えられた超便利製品です。
さまざまな種類があり、今の日本では選び放題、むしろどれを選べばよいか困ってしまうくらいです。
そんなドライフードは、水分を10%を抑えることで酸化や劣化を最小限にしています
より詳しく知りたいかたは、こちらのペットフード公正取引協議会のHPを)。
だいたいの作り方は、みなさんご存じ「おやつはカール♪」と同じノンフライです。
 
 
 
ではみなさんカールは開けてからどのくらいで食べ終わりますか?
私はその時に食べきってしまいますが、長い方でも1週間くらいでしょうか。
でもドライフードは長いと…数ヶ月だったりはしませんか。
 
 
「同じごはんだと飽きちゃうみたいで、他のごはんやヒトの食べるものなら欲しがります」とおっしゃられる飼主さんがいらっしゃいますが、おききしてみると「開けてから?…1ヶ月いや、もうちょっと?」となかなかに時間がたっていそうなこともあります。
ヒト以上に嗅覚が発達している犬にとっては、開けて1ヶ月以上のごはんは、あまりおいしく感じられないのかもしれませんね。
 
どうか、フードのアレルゲンや栄養分を気にするのと同じくらい、どのくらいで食べきれるかを考えてあげてください。
一食あたりで考えれば非常にコストパフォーマンスに優れているドライフード、小袋入りを選んであげればおいしく食べ続けることができるかもしれませんよ。