こんにちは、獣医師の藤井です。
みなさん糖尿病ってごぞんじですか?
恒温動物である哺乳類は、基本的には食事をとると血糖値があがり、ちょうどいいところでとまってエネルギーを維持し元気に生きていけるようになっています。
その血糖値の調節がうまくできなくなる病気の一つが糖尿病です。
かわいい愛犬のためとはいえ、慣れない注射を一日1回または2回決まった時間に打つ、食事やおやつも管理しなくてはいけない、本当に糖尿病の動物の飼い主さんたちはがんばっておられます!
先日当動物病院へ来院されたアンリちゃん。
糖尿病の治療を始めてもうすぐ4カ月です。
飼い主さんはご高齢のご夫婦、ご自身も持病で入院された話をきいていたのでアンリちゃんの治療うまくいくかなとちょっと心配でした。
でもやっぱり最近の高齢の方々は素晴らしいですね!
治療にとても積極的で、正確に注射もごはんも管理され、言うことがありません。
「写真とってもらうなら、こんな普段着じゃなくてもっとすてきなお洋服いっぱいあるのに~」と診察中もとても朗らかです。
ずっと続く糖尿病とのおつきあい、こんなふうにできたら動物も幸せですね。