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かつまペットクリニックのスタッフブログ

犬の皮膚病とシャンプーについて

こんにちは、獣医師の小泉です。

 


今月は雨が多く、雨が上がると蒸し暑い日が続いていますね。
日本の降水量は世界第3位だそうです。(1位はインドネシア、2位はフィリピン)
先日、病院のゴンタくんもお腹の皮膚が赤くなり、シャンプーしてもらいました。

 

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湿気が多い日本の夏は動物にとっても皮膚が悪化しやすい時期でもあります。
今回は皮膚病とシャンプーについて書きます。

 

 

ワンちゃんやネコちゃんを飼われている方は一度は皮膚病で来院したことが多いのではないでしょうか。

この時期、病院でよくみる皮膚炎には、膿皮症、マラセチア性皮膚炎、ノミアレルギー性皮膚炎があります。

膿皮症やマラセチア性皮膚炎は健康な皮膚にも常在する菌ですが、高温多湿と皮脂の過剰な分泌で増殖し、赤み、ベタつき、痒みを起こします。マラセチアは外耳炎でも多いです。
ノミアレルギー性皮膚炎はノミの活動が活発化するこの時期に多く、痒みを伴います。
ノミダニの予防薬で予防駆除できますが、痒みに対しては飲み薬を処方する事もあります。

他に、紫外線が原因で悪化する皮膚炎や通年慢性でみられるアトピー性皮膚炎も、室温や湿度の 上昇でハウスダストやカビが飛散しやすくなるため痒みや赤みが強くなります。

皮膚の表面だけでない内分泌性の病気による皮膚症状のこともありますので、
皮膚で気になる時は来院して下さいね。

 

犬や猫の皮膚は人よりもずっと薄く、毛も細く切れやすい構造をしています。
人の皮膚のターンオーバーが28日なのに対し、犬猫では21日くらいと言われています。
人の肌はpH4.5~6.0の弱酸性であるのに対して、犬と猫の皮膚はアルカリ寄り(犬pH6.2~7.8
猫 pH6.4 )です。pHが高いと菌が増えやすくなります。
シャンプーしやすいこの季節にスキンケアをしっかりしていきましょう!

 

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動物用のシャンプーはワンちゃんやネコちゃんの皮膚に合わせて作られています。
細菌やマラセチアの増殖を抑えるシャンプー、過剰なフケや皮脂を減らすシャンプー、保湿成分を含んだシャンプーなどがありますので、いつでも相談して下さい。