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ふなばし動物医療センター かつまペットクリニックのスタッフブログ

Dr茂住のカンタン英語講座☆皮膚のケガ

皆さんこんにちは。

花粉が身にこたえる季節になりましたね。。。

さて、病院で人一倍鼻水・くしゃみをしている、わたくし茂住によるカンタン、シンプル英語講座がはじまりました!

今回のテーマは、皮膚疾患になります。

 

 

 

人間同様、わんちゃん、猫ちゃんも皮膚の病気は非常に多いです。

ある調査では病院に来る理由で一番多いのは皮膚疾患と言われています!

 

いつも病院のスタッフに、「英語ブログはいつもボリューミーだねぇ。」と言われるので、今回は皮膚疾患を何回かに分けてお送りしたいと思います!

 

 

 

では皮膚疾患、第一弾として「皮膚の外傷」について、そしてその周辺の英語についてお話したいと思います!

 

 

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(写真1:シドニーで飼っていたハツカネズミのジャスミンと藤子ちゃん)

 

 

 

まず初めに、医療現場で、外傷とは英語で何というでしょうか?

 

いくつか言い方がありますが、よく病院で使われている単語は「Trauma」です。

そう、日本語でもよくつかわれている、トラウマです!

ただ、発音はトラウマではなく、「トゥロウマ」です。

そしてこのTraumaという言葉には、日本語で使われているような精神的な辛い経験という意味もありますが、医療の現場では「外傷」という意味になります。

She was traumatized by ○○(○○によって傷つけられた)、She’s got traumatized when ○○(○○しているときに傷ついた)などと使えます。

 

 

Trauma以外で一般的によく使われる言葉には、injury(インジュリー)、wound(ウーンドゥ)という言葉があります。

Injuryはどちらかといえば、どこかを怪我した、という感じで、woundの方は傷自体を示す時、傷がついた、という具体性があるような印象がありますHe injured his knee when he was running(走っている時に膝を痛めた)、The wound on the shoulder is healing nicely(肩の傷は良く癒えてきています)。

 

 

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(写真2:手のひらジャスミン

 

 

 

さて続いて具体的になってはしまいますが、傷の種類によって言い方が変わってくるものをいくつか紹介します。

1.擦り傷(擦過傷)(Abrasion)

擦り傷は専門用語でAbrasion(アブレイジョン)と言います。

一般的には、scratchという言葉が使われます。

例:She’s got a scratch wound on her body(体に擦り傷ができたんです)。

 

 

2.切傷(cut)

切り傷は日本語でも馴染みもあるカットといいます。

例:She has a cut on her paw pad(肉球に切り傷があるんです。)

 

 

3.裂傷(laceration)

裂傷(裂けるような傷)は英語でlaceration(ラセレーション)といいます。

例:She’s got laceration(or lacerated wound) on her back by a piece of broken glass(ガラス片で背中に裂傷を負いました)

 

 

4.咬傷(bite wound)

咬まれ傷はBite woundといいます。

オーストラリアではピットブルなどごつい犬種が流行っていて、性格的に狂暴な仔が中にはおり、他の犬に咬まれて病院に来る子が少なくなかったです。

愛犬が咬まれた場合は、受動態を使って、She was bitten by a Pit bull at the park(公園でピットブルに咬まれたんです)と伝えましょう!

 

 

5.刺傷(puncture wound)

皮膚を貫通して、穴が開くような傷をpuncture woundと言います(誰かに本当に刺された傷はstab woundです)。

あまり病院でもこのような傷を見ることは少ないですが、木の枝を投げて遊ばせている方はpuncture woundに要注意です!

 

 

 

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(写真3:フードに隠れるジャスミン

 

 

とまぁ傷の種類はこれ以外にも沢山ありますが、またボリューミーになってきましたので、今回の皮膚疾患第一弾はこのあたりでおしまいにしたいと思います。

 

皆様も花粉症にはお気をつけてください!