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ふなばし動物医療センター かつまペットクリニックのスタッフブログ

尿路感染症と鎌倉の紅葉

こんにちは、獣医師の福島です。

 


最近は寒いのでホットコーヒーをよく飲むのですが、その為か(カフェインには利尿作用があります)トイレがとても近くて困っております。

 

 


トイレが近いといえば皆さんのワンちゃんや猫ちゃんが急におしっこの回数が増えたとか血尿(赤色尿)がみられたとかそういった症状が出たことはありませんか?
少量の頻回尿、血尿の代表的な病気といえば膀胱炎が挙げられます。
膀胱炎の発症は猫よりも犬に多く、さらに雄より雌で多いと言われています。

 

 

原因は主に尿路への細菌感染によるものが多く、膀胱には排尿、粘膜における局所抗体の産生、尿の抗菌作用などによる感染防御機構があるのですが、これが様々な要因によって破綻する事により感染が成立します。

 

 

治療は大抵は原因菌に対する適切な抗生物質を2〜3週間投与する事で良くなってくれます.

しかし2、3日で良くなったと思って抗生物質の投与をやめてしまったらわずかに残っていた細菌が再び繁殖して再発してしまう可能性があるので油断は禁物です。
また抗生物質を続けても頻尿、血尿が治らない場合、別の病気(膀胱や尿道の腫瘍、尿石症、免疫障害など)の可能性もあるのですぐに病院に行って詳しい検査をしてもらいましょう。

 

 

余談ですが先日紅葉を見に鎌倉に行ってきました。

 

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鎌倉市長谷にある長谷寺では毎年紅葉が見頃となる時期の夕暮れ時に紅葉をライトアップしているそうなので行ってみたのですが、昼間に見る紅葉とはまた違って幻想的な感じで、なかなか良かったです。
(写真ではうまく伝わりませんね。。)

 

 

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それではまた次回のブログで。