こんにちは、獣医師の藤井です。
だんだん冬になってきましたね、スノボに行くのが楽しみですが・・・布団から出る毎朝の戦いが始まります(~_~;)
さて、動物好きの方なら一度は動物たちの言葉をわかったら、話せたら、と思ったことがあるのではないでしょうか?
こどものころ好きだった本に「ドリトル先生シリーズ」があります(映画かもされてます)
ご存知の方いらっしゃるかもしれませんが、イギリス紳士のドリトル先生が、犬猫はもちろん、馬やタカ、最終的には月に生えている(!)植物(!!)とも話をするんですねー。
こども心にも「それはさすがに」と感じたりしましたが、どんな生き物とも丁寧に、相手を理解しようとする紳士の生き方には憧れがありました(でも先生確か独身でしたので、女子の心は理解できなかったようです・・・)
そんなことを思い出した先日のセミナー。
日本の動物行動学の第一人者、入交先生が動物看護士向けのセミナーを行ってくれました。
獣医師と異なり直接診察をするわけではなく、でもだからこそその身体や心の状態を読み取る事が大切な看護業、私もこっそり参加しました。
無駄吠えや食糞、噛み癖など問題行動といわれているペットからのメッセージに対して、どう対応するか、とても現実的な内容でした。
最近の研究で、動物と飼い主の関係は、主従関係というより、親子関係のようなホルモンが分泌される事が確認されているようです。
大切な家族の一員としてペットからのメッセージが一番わかる飼い主さんとご一緒に、動物病院スタッフも動物の気持ちを理解できるよう努力していきたいですね。