こんにちは
獣医師の大塚です。
今年も早くも10月に入り、一気に季節が進んだ感じがしますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
このブログも皆さんに見ていただけているようで、診察の時にファビアンのご心配をしてくださる方もいらっしゃいます。
いつもご覧頂き、ありがとうございます。
ファビアンは少し痛い思いをさせてしまいましたが今は元気に過ごしています。
さて、近頃はめっきり寒くなってきましたが、みなさんはハロウィンはどのようにお過ごしでしょうか。
街中でもがあちらこちらでハロウィンの飾りが可愛く飾ってあるのを目にしますが、先日のブログでもお知らせしましたが当動物病院でも今年はハロウィンのイベントを予定しています。
診察に来てくれるペットちゃんたちも、可愛い飾りやお洋服を着てきてくれる子がたくさんいて、スタッフ一同メロメロです。
本日の写真は可愛い飾りをつけてきてくれたここあちゃん。
お腹を壊しがちだったり、少し痒みが出たりしていて病院通いも多く、お薬も頑張ってのんでくれている子ですが、先日アレルギーの血液検査を行って少し食餌と治療の方針が決まりつつあります。
皮膚の痒みという症状は色々な原因が複合して起きてくることが多いので、診断・治療が難しい症状のひとつです。
たとえば、環境性のアレルギー(ハウスダスト、カビ、ダニなど)が少しあり、食べ物のアレルギーもあり、さらに舐めてしまったり皮膚のバリアが崩れてしまうことで皮膚に細菌が入り込む「膿皮症」も併発している ということもあります。
また、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)には2~3ヶ月ほどかかり、多くの場合治療にも時間がかかるので、痒みや皮膚のトラブルは早めに気づき対処してあげることが大切です。
若いうちから顔周りやお尻周りに痒みが出る場合、食べ物などのアレルギーの可能性もあるので是非一度ご相談ください。