こんにちは
獣医師の大塚です。
本日の一枚は柴犬のリキちゃんです。
こう見えて13歳です。
採血を頑張ってくれたあとなので少し緊張気味?
実はリキちゃん、現在抗がん治療中です。
毎週検査や治療で来院してくれて、毎回とても良い子で協力してくれています。
その甲斐あって、初めて当動物病院に来院した際には余命が1~2ヶ月かもしれませんというお話をしなければいけない状況だったにも関わらず、なんともう半年以上も元気に過ごしてくれています。
残念ながらリキちゃんのがんは完治することはありません。
でもご家族のご理解とご協力もあり、毎週ほぼ欠かさず通院してくださり検査や治療をしてきまして、現在のところ経過はとても順調です。
抗がん治療では「寛解」という言葉を使いますが、目に見える病変や症状が無い状態です。
しかしがん細胞は体の中に潜んでいて、治療をやめたり治療が効かなくなったときにはまた病気が顔を出してしまいます。
毎回、リキちゃんの姿やご家族の頑張りにこちらが元気をもらっています。