今回行った特徴的なことはチートデイを設けたことです。
減量をつづけると筋肉や肝臓に貯蔵されているグリコーゲンが枯渇し、体が省エネモードに入り、代謝能力が少なくなります。
そこで爆発的に”炭水化物”を体重×8〜11g摂取することでグリコーゲンの貯蔵を行い、代謝能力を一定に保つことができると言われております。(グリコーゲンが大量に貯蔵されることで身体を騙し(チート)、代謝をあげている)
僕の場合は2ヶ月に1度、そのチートデイを設定しました。その理由としては停滞期がだいたい2ヶ月に一度の頻度であったからでした。
結果はグラフを見ての通り見事に成功しました。心の安寧のためにその日だけは炭水化物の他の栄養素も大いに摂取致しましたが、リバウンドによる体重増加はみられませんでした。
チートデイ後からは体はグリコーゲンを認識することで代謝を再開し、更に脂肪燃焼を促進させました。
次に筋トレは基礎代謝の維持のためにかなり有効性が高いと考えます。筋トレは筋肉に刺激を与えて分解し、再構成を繰り返すことです。
ここでも注意が必要なのは筋トレは筋肉を分解することです。その後の再構成は食事や睡眠に委託されます。
筋トレはするけど、食事は好きなものを食べればいいと考えるのは筋肉量がある程度確立されている人だけに許されている行為なのです。
食事だけでも筋トレだけでも健康的に減量することは不可能なのです。
正確な食事と筋トレが相乗効果となり『リコンプ』は達成できるのです。
今回の減量(7ヶ月で12.6kg減)は筋トレにおける使用重量増加を伴っており、純粋に脂肪のみを体から消し去ることができたと考えることができます。
現在遠藤はミケランジェロのダビデ像と同等・同等以上の肉体を有しております。
そして、現状の把握が一番大事なことだと遠藤は考えます。
自分は太っているのか痩せているのかその原因は食べる量のせいなのかどうなのか考える必要が大いにあります。
遠藤は幼少期から母親のつくる美味しすぎるご飯を食べさせられました。足りないと言われたくない母親は常に許容以上に食卓に料理を並べ、いつでも大量にカロリーを摂取できる環境が確立されておりました。祖父が農家を営んでいたため、おいしいお米を毎日食べておりました。嫌いなものはなく肉や揚げ物、カレーにシチューにだいたいの高カロリーのものは大好きでした。
その環境要因もあり、常にオーバーカロリーの生活をおくり176センチ90.8kgというわがままボディが完成しました。「サッカーやハンドボール、筋トレも実施していたため筋肉がある程度あるためにこの体重でいるのはしょうがないんだ」と勘違いしていた時期もありました。そうではなく明らかに僕は人以上に太っていて多く食べる癖もついている、と自覚する必要があったのです。私は怠惰なわがままボディだ、と。
目標体重は73-74kgですのであともう少し減量を行い、その後から筋肉量、脂肪量を増やす増量期に入る予定です。
ちなみに目標とする体型はウェイトリフティングの96kg級日本代表の山本俊樹選手です。
同年代でありながら国を背負う立場にあるリスペクトできる選手です、今回のオリンピックでも活躍が大いに期待されます。
だいぶ簡潔になってしまったと思いますが、参考になりましたでしょうか。
釈迦に説法、河童に水練、孔子に論語となってしまいますが、どうぞよろしくおねがいします。